【お屁物語】  2001.3.24


先日、風邪かストレスのために熱で一週間ほど寝こみました。 この時の「クサイ」お話です。

どういうわけか「お屁」が大量に出ました。どんな美人でも「お屁」はなさると思うのですが、美人の「お屁」はなぜか、上品なモノを想像いたします。私の「お屁」、いうならとても「下品お屁」でございました。

噴出の仕方は、ズビ、ズバ、バスッ、っというものでした。でも、とっても気持ちがよいのです。
下腹部のあたりが、それはそれはスッといたしました。でも強烈な「かおり」です。

私は普段から、からだのメンテナンスに鍼灸に行っています。 最近は按摩も試してみました。 いずれの先生もカラダのワルイものが出ているのですから、必要なことですよ とおっしゃっいました。

でも、たまらない「かおり」です。我が肉体から、でているのですからしかたがないと言えばしかたがないのですが。 38度5分の熱。お屁がズビ、ズバ。布団のなかにしみつきそうです。
寝返りをうったら、布団の隙間から臭いがむわーっと湧いてきます。寝間は六畳の和室です。

まだ、寒い時期だったので、トイレの行き帰りに部屋の襖をしめます。トイレから帰ったときの唖然とする臭い。六畳の部屋に、なんとお屁の臭いが充満しているのです。
でも、高熱だから窓を開けて空気の入れ替えなんてとんでもありません。なんとも情けない気持ちで、またベッドにもぐりこみます。 このまま死んだら、みつけた人がこの臭いをどう思うだろうかと弱気になりながら、まさか、お屁中毒死というのはないだろうなどと、たわいないことを、しかし少々真剣に考えながら、臭いにつつまれてまた夢のなかです。

翌日、熱も少し下がり、臭いをかいでみましたが、幸い、布団にもパジャマにもお屁の香りが染み着くということはありませんでした。